『日本刀名匠(各分野)』認定制度の制定について

 この度、当協会理事会・評議員会におきまして審議の結果、刀職者に対する『日本刀名 匠』認定制度が承認されました。平成21年12月に刀剣界におきまして最初の公益財団法人認定を得て、この5月26日から「第9回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会」 の開催を迎えるまでになりました。この間、刀職者の皆様の絶え間ない研鑽と努力により刀職技術伝承・技量向上は着実にその成果を挙げてまいりました。
 過去の展覧会の実績を振り返りまして、刀職者として既に審査員を務めるまでの域に達していたり、充分卓越した技量と認められ、もはや今後コンクールの審査対象外として申し分のない方々を協会としてどう処遇すべきか、またその際どのような称号を授けるのが適切か、など長年審議してまいりました。その結果、この度『日本刀名匠(各分野)』 という呼称で認定制度を作りました。いわば「現代版刀職者マイスター」とも言える名工認定の位置づけであります。この新しい名称が認知されるまでには、少し時間がかかると思いますが、当代トップクラスの刀職者の証として、皆様方のご理解を賜りたくご報告申し上げます。

公益財団法人日本刀文化振興協会 理事長 本阿彌 光洲

平成30年度『日本刀名匠(各分野)』認定者18名 はこちら

<参考>
『日本刀名匠(各分野)』認定制度の主なポイント

  1. 文化庁並びに経済産業省等、関係官庁の後援を受けた展覧会の成績を認定基準とする
  2. 認定者に『日本刀名匠』という刀職者の「名工の証」であるということがわかる称号を授ける
  3. 認定者は以降、当協会主催の展覧会における出品に際しては審査の対象外とする
  4. 『日本刀名匠』認定規定に基づき公正な審査のもと会員の中から選任する
  5. 認定者の賞歴・プロフィールはホームページで順次公開する
  6. 各分野とは作刀・刀身彫刻、研磨、刀装具(鐔・小道具)、白銀、鞘(白鞘・拵下地・拵)、柄巻、鞘塗とする
  7. 認定書に英語表記を加えることにより、広く国内外でも通じる表記にする
    ・作刀分野         Certified Master Japanese Swordsmith
    ・刀身彫刻分野       Certified Master Japanese Blade Carver
    ・研磨分野         Certified Master Japanese Sword Polisher
    ・刀装具分野《鐔・小道具》 Certified Master Japanese Sword Fittings
    ・白銀分野         Certified Master Japanese Sword Habaki
    ・鞘分野《白鞘・拵下地・拵》Certified Master Japanese Sword scabbard
    ・柄巻分野         Certified Master Japanese Sword Handle Wrapper
    ・鞘塗分野         Certified Master Japanese Sword Scabbard Lacquerer